うるう年に1日追加(2月29日)があるように、1秒追加があるのです。
え?どこに追加されるの??
2017年1月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間です。
つまり午前8時59分60秒!!!
ちなみに前回は1年6ヶ月前の2015年7月1日でした。
さて、なぜうるう秒が必要なのでしょうか?
昔、時刻は地球の公転・自転に基づいた天文時で決められていました。
しかし、1958年より原子時計に基づく原子時を利用するようになりました。
原子時計は、セシウム133原子の遷移周波数を使い、
数十万年に1秒ずれるだけの高精度な時計だよ。
すると、天文時と原子時にずれが生じるようになりました。
そこで、ずれが0.9秒以内におさまるように調整した時刻を
世界標準時(協定世界時)として使う事にしました。
その調整の為、うるう秒があるのです。
うるう秒の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である
「国際地球回転・基準系事業(IERS、所在地:パリ)」で決められます。
IERS:International Earth Rotation and Reference Systems Service
2016年7月6日にIERSがうるう秒挿入の決定をしました。
それに合わせ日本では2017年1月1日に実施することになりました。
さ、増えた1秒でなにしましょう??